ブナ
日本ではひところ、『ブナ退治』といって役に立たない木の代表とされ徹底的に切られ、いじめられた時代がありました。
漢字では「榧」と書き、木で無いという意味をもっています。
ブナは昔は山国で雪カキ用のスコップ、洗たく板、杓子、盆、椀に使われていました。
最近になって加工技術が進歩し、用材としての価値がでて、少しは大事にされるようになってきましたが、まだまだ、その利用法は粗雑です。
ブナは主に洋風の中級家具などに使われます。
材が白いこと、木目がケヤキのように個性的でないことから、最近はやりの白っぽい造りの家の雰囲気に合うのでしょう。
ブナは他の木と違って心材は赤く、腐っていたりすることがなく、辺材の白い部分を使います。
丹沢や箱根では1.000メートル以上のところにはえています。
堂々とした木で、幹には地衣類が着生し、まだら模様になっています。
種子は2~3年に1度結実する隔年結果性で、豊作の年には一面に種子が落ちることがあります。
しかし、裏日本のブナのように春に一面に新しい実生が生えることはまずありません。
